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2021.04.27

アルコタンニンレザーをダブルバットで生産して欲しい

こんにちは。
姫路レザー有限会社スタッフです。

先日、お客様(工房様)よりお問合せを頂いた件を
このBlogをご覧の皆さまへ共有して頂きたくてご案内します。

アルコタンニンレザーをダブルバットで

リオWバット | レザークラフト・ドット・ジェーピー

レザークラフト様サイトより引用 https://www.leathercraft.jp/item/478/

 

それは、「アルコタンニンレザーをダブルバットで生産して欲しい」とのご依頼でした。

このご希望はお気持ち的には分かるのですが、
残念ながらダブルバットのサイズに裁断できても本来のご希望に添えないんです。


そこには複数の事情があるのです。

では、一つづづご案内します。

①文化が違うので裁断が違う
 ヨーロッパで使う素材としての最高は革です。
 アジアでの革は最高の素材という位置づけではありません。
 これは狩猟文化と農耕文化の違いがあるのではないかと思います。

 そこでヨーロッパでは品質の良い革を使うと言う意味で
 ベリー部など品質の劣る部分をほとんど使わず
 ショルダーやバットなど繊維が詰まった良い部分を使います。

 丸皮から裁断する時に良い部分だけを残し裁断するのです。
 それに比べ日本はどうしているのかと言うと、
 背割を行い半裁として出来るだけどの部分も残らず使うように考え作られているのです。

②鞣し方が違う
 半裁は丸皮を背割します。
 繊維が詰まっている良い部分が半分になり勿体無いと言えば勿体無いですね。

 しかしショルダーやバットと呼ばれる部分もベリー部分も均一に近く鞣される工法のため
 半裁1枚をほぼ余すことなく使う事が出来ます。

③半裁専用のマシン
 そして日本のタンナー各社が導入している機器のほとんどが半裁専用です。
 ダブルバットのサイズを作るのには別注扱いとなりますので、
 生産出来ない事はないのですがコストが大きくなってしまいます。

他にも様々な要件があるのですが大きくは上記の事によるものです。

別注扱いで丸皮からベリー部などを取り除きダブルバットサイズに裁断しても
鞣し方が異なるのでヨーロッパのような品質にはなりません。

また取り除いてしまった部分のコストも乗っかるので
形はダブルバットでも非常にコストが高い普通の日本の革となってしまうのです。

日本の革は工房様にとってほとんど余すことなく使えるように鞣された高品質の革です。

その中でも当社のアルコタンニンレザー
タンニン鞣しの革らしさとクロム鞣しの丈夫さを兼ね備えた究極のHybridレザーを実現しています。

ヨーロッパの革も良いですが、日本の革、そしてアルコタンニンレザーも是非ご利用頂きたく思います。

 

当社ではオーダーメイドレザーとして工房様のご希望に合わせ半裁5枚からの生産を承ります。
先ずはお気軽にご連絡下さい。
お見積りさせて頂きます。

最後までお読み頂き有難う御座いました。

姫路レザー有限会社 兵庫県姫路市豊富町御蔭585-89 TEL 050-3733-3295 mail info@himeji-leather.co.jp URL  https://himeji-leather.co.jp/(コーポレートサイト) URL  https://arcotannin.com/(オーダーメイドレザー制作)

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2021.04.19

馬革ソフトヴィンテージ 大口顧客受注に伴い限定枚数で1枚(半裁)から販売します

こんにちは。
姫路レザー有限会社スタッフです。

 


馬革ソフトヴィンテージ

先日大口顧客様の受注を受けました。
その時お客様了解のもと数枚だけ追加して生産致しました。

今回その追加分を半裁1枚から販売致します。

馬革ソフトヴィンテージは
1940年代アメリカの革を想定した茶芯と呼ばれる素材です。

銀面はラッカーにより仕上げていますが
使うほどに下地の茶色が現れるヴィンテージレザーです。
主にレザージャケットに使われています。

通常は半裁5枚以上で厚みやカラーを変えた
工房様オリジナルレザーとしてお受けしていますが
今回は半裁1枚単位での販売です。

数量に限りがありますので売切れの際はご容赦下さい。

革  : 馬(北欧産原皮) 色  : ブラック 質感 : 柔らかい 厚み : 1.2mm 前後  (部位により厚みは若干異なります。) 価格 : 120円/ds(税込)   お求めはこちら>> https://www.himeji-leather.com/  

当社は半裁5枚からの生産を承ります。
先ずはお気軽にご連絡下さい。
お見積りさせて頂きます。

最後までお読み頂き有難う御座いました。

姫路レザー有限会社 兵庫県姫路市豊富町御蔭585-89 TEL 050-3733-3295 mail info@himeji-leather.co.jp URL  https://himeji-leather.co.jp/(コーポレートサイト) URL  https://arcotannin.com/(オーダーメイドレザー制作)

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2021.03.05

ヌメ革に顔料仕上げはモッタイナイ!

こんにちは。
姫路レザー有限会社スタッフです。

最近オーダーメイドのお問い合わせをよく頂きます。

そこで毎回仕様についてお伺いするのですが・・・、
「下地はヌメ革(タンニン鞣し革)で、銀面の仕上げは顔料でブラック」
というようなご希望をされるケースが多いのです。

これは正直に言って「モッタイナイ」と思います。

何故か?

ヌメ革の代表的な革として銀面の仕上げをほとんど行わない「生成り」
というタイプをよく目にされると思います。
カービングなどにも使われる革ですね。
この革は使い込むほど飴色に経年変化して行く事が楽しいとされる革です。
いわゆる革らしい革です。

また、銀面仕上げを顔料で行うと
こちらは経年変化がほとんど起こらないようにする加工なので
経年変化と言うよりも経年劣化して行く感じになります。
カラーもブラックなど濃い色なら更に変化を感じないようになるでしょう。

と、言う事は、
変化する下地を使いながら銀面は変化させない加工なので
本当にもったいないと感じるんです。
強いて良いところを言えば、コバが磨ける事ぐらいでしょうか?

やっぱり下地にヌメ革を選ばれるのなら
銀面は染料系で仕上げトップコーティングも控えめにして
経年変化を感じる革素材として使って欲しいです。

どうしても顔料で仕上げ、コバを整えたいのなら、
当社のアルコタンニンレザーを下地に使って頂くのも一つの手だとも思います。
これも本当のことを言えばモッタイナイんですけれどね。

アルコタンニンレザーはもともとクロムで鞣された革から
クロム成分を極端な程に抜取りタンニンで再鞣しを行った究極のHybridレザーです。
ヌメ革よりも軽く芯にクロムを残しているので引き裂き強度も強いと言う特徴があります。

ヌメ革、クロム鞣し革、染料仕上げ、顔料仕上げ、オイル加工、漉き加工、などなど。
工房様専用オーダーメイドレザーで作品を応援します。

先ずは見積りから!

 

当社は半裁5枚からの生産を承ります。
先ずはお気軽にご連絡下さい。
お見積りさせて頂きます。

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姫路レザー有限会社 兵庫県姫路市豊富町御蔭585-89 TEL 050-3733-3295 mail info@himeji-leather.co.jp URL  https://himeji-leather.co.jp/(コーポレートサイト) URL  https://arcotannin.com/(オーダーメイドレザー制作)

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2021.02.27

ご注文の茶芯ヴィンテージ(牛革)が出来ました。

こんにちは。
姫路レザー有限会社スタッフです。

今日はお客様からご注文頂いた革(半裁)が出来上がりましたのでご紹介します。

茶芯ヴィンテージ(牛革)

今回ご紹介するのは、茶芯ヴィンテージ(牛革)です。

お客様よりオーダーメードレザーとして先月中旬にお受けしました。
完成に45日程かかりましたがお客様のご指示通りに完成出来たと思います。

オーダーメイドレザーはお客様と打ち合わせの後
ご希望される内容に近いスワッチサンプルを弊社へ送付頂きます。

送付頂くスワッチサンプルは色見本として活用したり、
厚みや質感を共有するために非常に大事になります。

今回もスワッチサンプルを送付して頂きました。
ご要望的には
送付頂いたスワッチサンプルとほぼ同じモノを希望されていましたので
弊社としても解かりやすく工場へ指示がし易かったですね。

出来上がりを確認しましたが、問題なく完成したと思います。

茶芯のエイジングが楽しめるヴィンテージ仕様は良いですね。
どんなエイジングをして行くのか凄く楽しみになります。

弊社は馬革ソフトヴィンテージの取り扱いが多いですが、
牛革のヴィンテージも良いですね。

馬革はもともと薄いのでどうしても厚みが取れません。
なのでハード仕様に仕上げても牛革程ハードな感じにならないのです。

しかし今回の牛革ヴィンテージは1.5mmのご指示通りに漉き加工をしていますが、
その割にパリッとした張り感が出ていましたので良い感じに仕上がったのではないでしょうか。

またコバも整うヘビタン(コンビ鞣し)仕様の下地を使っていますので、
細かいところになりますが作品が更に引き立つと思います。

ご注文頂いたお客様、有難う御座いました。
お届けまで今しばらくお待ち下さいね。

このBlogをご覧の工房様も
・自社専用の革
・作品作りへ妥協しないための革
・作品が輝く革

そんなオリジナルの革をオーダーメイドで作りませんか?

当社は半裁5枚からの生産を承ります。
先ずはお気軽にご連絡下さい。
お見積りさせて頂きます。

 

最後までお読み頂き有難う御座いました。

 

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2021.02.11

値引きしないで売れる商品とは?

こんにちは。姫路レザー有限会社の埴岡です。

 

工房の皆さん、突然ですが値引き販売されていますか?

せっかく思いを込めて作っても、

希望価格よりも値引きをしないと売れないのはちょっと辛いですよね。

 

因みに、

値引き販売は一切していないと仰る工房様は、サクッと読み飛ばして下さいね。

 

では本題です。

なぜ値引きしないと売れないのでしょうか?

 

私は思うんです。

それは代替可能な製品だからです。

ん〜、ちょっと違うかな。

代替可能な製品と消費者の目に映ってしまうからでしょう。

 

工房様は様々な思いをこめ制作されています。

しかし残念なことにお客様にあまり伝わっていないんですよね。

だから、

この商品でなくても構わない。

他の似たような商品でも構わない。と、

思考するのではないでしょうか?

すると、

目の前の商品でなくても構わないので、

安くしてくれるなら買いますよ。となると思うんです。

全てがこのようなケースに当て嵌まるとは言いませんが、

消費材的な製品は安いところで買うのが人間の心理と言うものです。

 

逆にどうでしょう。

お気に入りの嗜好品はあまり値引きをしなくても買いますよね。

ゴルフクラブ、釣竿、車のパーツなどなど。結構高額なのに。

自分の趣味的な物でたまたま出会ってしまうと、

もう他の製品と比較することはありません。

それなりの価格なら少々高くても買っちゃいますよね。

 

ここです。ここが大事なんです。

せっかく丹精込めて制作された工房様の逸品は

消費材と同じになっては行けないのです。

同じとお客様の目に映っては行けないのです。

 

では、

どうすればお客様の目に嗜好品として映るのでしょうか?

 

それは、ズバリ語ることだと思います。

 

先ず、

お客様へ口頭で語ることは絶対ですよね。

次に、

製品のパンフレットで語る。

Blogで語る。

YouTubeで語る。

などなど。

 

つまりは情報発信なんですよ。

わたしは若い頃に先輩経営者から教えて頂きました。

「発信せざるは受信せず!」と。

 

しかし、

突然こんな事を聞いても何を話せば良いのか?と

思われますよね。

 

私は極論としては何でも良いと思っています。

工房様の経歴や家族のこと、

作品のコンセプトや材料選定の思いや考え方、

作品をどんな人にどのように使ってほしいのか?など。

 

そのような事を発信して行くと、

どこかでお客様が共感される部分にヒットします。

もうそうなれば、

目の前の作品じゃないといけなくなってくるのです。

 

値引きとしては価格ではなく、

もっと掘り下げた情報へと変化します。

掘り下げた制作者ならでは情報を他の人よりも沢山得られたお客様は、

きっと「有難う」と仰いますよ。

そして笑顔でお求めになられ帰られます。

 

こんな値引きが不要な販売に結びつけられては如何でしょうか?

是非、今から情報発信して下さい。

 

そして、

その時の情報発信の材料として

当社のアルコタンニンレザーを使ってくださいね。

これも語るネタになりますよ。

 

最後までお読み頂き有難う御座いました。

 

姫路レザー有限会社 兵庫県姫路市豊富町御蔭585-89 TEL 050-3733-3295 mail info@himeji-leather.co.jp URL  https://himeji-leather.co.jp/(コーポレートサイト) URL  https://arcotannin.com/(オーダーメイドレザー制作)

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